娘が赤ちゃんだった頃、聞き慣れない病名の手術の為に母子共に入院を経験した。それからはその経過を見るため毎年、一年に一回受診がある。
勿論毎回、問題なしの健康。
しかし,今回は3年目の受診。母に嘘をついて娘を再び入院することにして、旅行に行って来た。
家出旅行は最高、フェリーで他県に行ってその場凌ぎのホテル暮らし。子どもも一日のみホームシックになったが、結局は毎日同じ繰り返しの閉塞の生活よりはマシのようで機嫌取りも楽。
それから家に戻ると、今までの具合悪い生活に逆戻り。その前から三ヶ月くらい娘は毎日熱っぽく保育園に行けなくなった。そこで一か八かの演技とシナリオで旅行に行ってリフレッシュして来た。
このシナリオは正解だった。
一回派手な嘘をついて非現実な行動する事で、次の嘘に繋げれる。
嘘をつくのはしんどい…頭を使うわ、バレないように工作し、演技。
次の嘘が、母子寮。
手術の時に医師が勧めて、審査が通ったと言う流れ。
一発目の嘘に母子寮はキツい。そして県外に幼児を連れて暮らせるかを既に試してからが正解だった。
しんどい嘘にも慣れ、姥捨ではない別居の第一歩。
家にいると疲れる。そして子どもの風邪や癇癪がいつまでも治らない。
やっと手に入れた自由の切符…
家出るシナリオに気付くまで、三年。長かった。。