私の父の存在を娘に知らせたあと、娘はやはり自分のパパを聞いた。
パパは、いるんだけど居ない。私はお腹に赤ちゃんがいた事にしばらく気付かなかった、そのパパとバイバイした後にお腹にきた、と説明。見知らぬじいちゃんのワンクッション効果もありスムーズに話せた。
娘はそうなんだ、くらいに落ち着いて話しは終わるのだが、その数日後に私の父が亡くなる電話が来るのだ…
当時、ずっと中年太りの不妊症の為、デカい腹を全く妊娠と疑わなかった。しかし不自然過ぎるデカさになって病院に行く。妊娠中と理解したタイミングでデカい腹がいきなり動き出したのは忘れられない。ここにいるよ!と言わんばかりだった。
それまでずっと寝てた、と娘は言う…
父が亡くなる連絡を兄から貰い、警察からも連絡。遺体を引き取るか否かを確認、兄妹は全て断るたらい回し。絶縁してる為粗末な終わりだ。孫も見れない、経済DVの父親の末路である。
父が亡くなった時、悲しさはないがいつか来る死にショックはあるだけ。好き勝手に生きて母に寄生し、借金ばかりするくせに父親らしく威張る親だから仕方ない。
連絡がきた兄には、父と唯一関わりを持ってた事に労いと、私の個人的な母の愚痴、妹の悪口を聞いて貰った。酒でも飲みながら3時間は話したい,そう感じた。
精神病末期の異常な不定愁訴にやられた兄だったが、妹二人が絶縁した父の話し相手を長年やってくれたのだ。ある意味頭がおかしくないと話相手なんか無理なのだ。
兄は、あの親父のせいで結婚できない!とか言っていたが、そもそも相手はいたのかだ…そんな兄が一番家族の中でマトモじゃないかと思えるのが呪われし我が家は厄介過ぎる…